ボルダリング日本代表強化合宿にトップ選手が苦戦
埼玉県三芳町のライムストーンクライミングクラブにおいて2011年10月14〜15日、第1回ボルダリング日本代表強化合宿が、16日にはボルダリング・エキスパート講習会が開催されました。PowerNaviはこのイベントに協賛し、強化合宿と講習会の参加者にPowerNavi BCAAを提供しました。
今回の強化合宿は、ワールドカップで上位に進出している日本代表選手に対し、最新のワールドカップの傾向と対策を強化する目的で開催されました。フランスから国際ルートセッターであるトンデ・カティヨ氏を招待、オランダ製のハリボテを空輸するなどし、密度の高い練習が繰り広げられました。またエキスパート講習会はコンペティション出場を目指す、あるいはジムでのルートセットに係わる上級クライマーの強化を目的として開催されました。
代表強化合宿にはTeam PowerNaviの野口啓代選手、安田あとり選手、渡辺数馬選手を始め、安間さち選手、堀創選手など、まさに日本トップクラスのクライマーが勢揃い。そんな彼らでもカティヨ氏が創る課題をなかなか登れません。皆さん、どっかぶりのパワー系はけっこう得意なようですが、垂壁檄悪カチにスラブといった課題はあまり国内のコンペでは出題されることもなく、苦労していました。
またカティヨ氏からは「常に気持ちを前向きに」といった精神的なアドバイスも出され、活発なディスカッションが繰り広げられていました。参加した代表選手たちは二日間の猛特訓に疲れながらも、非常に良い刺激を受けたと感動していました。これからのコンペティションでその成果が出ることを期待するとともに、PowerNaviもできる限りの援助協力を続けていきます。
深いキョンで登る安田選手
野口選手は一撃
手は檄悪カチ、足はスラブで野口選手も大苦戦
180度を超えて頭が下になるパワー系課題を登る渡辺選手
カティヨ氏、千葉監督を囲む日本代表選手たち
協賛企業のバナーの前に集まる合宿メンバー