学生パワーリフターの造酒泰子、西村義人をサポート

エルデは岡山大学ウェイトトレーニング部の造酒泰子（みきやすこ）選手、西村義人（にしむらよしと）選手とサポート契約を結びました。契約期間は2011年7月29日から2年間。二人は8月29日からカナダのムース・ジョーで開催される世界ジュニアパワーリフティング選手権大会に日本代表として出場します。

造酒泰子選手は岡山大学農学部4回生。京都農芸高校卒。競技歴は7年。ジュニア女子43kg級で2009世界ジュニアパワーリフティング選手権大会48kg級 5位、2010年第30回ジュニアパワーリフティング大会女子43kg級優勝、2011年第37回全日本学生パワーリフティング選手権 女子52kg級 3位という成績をあげています。

西村選手は岡山大学医学部3回生。兵庫県立大学付属高校卒。競技歴は6年。ジュニア男子66kg級で2010年世界ジュニアパワーリフティング選手権大会 67,5kg級　4位、2010年第30回ジュニアパワーリフティング大会男子66kg級優勝、2011年第37回全日本学生パワーリフティング選手権 男子75kg級優勝という成績をあげています。

エルデは両選手にPowerNavi BCAAを提供し、選手からは商品開発のアドバイスなどをいただきます。これまでクライマーや登山家といった、ジャンルのアスリートを主にサポートしてきたわけで、パワーリフティング選手というのは初めてですが、より幅広いジャンルで多くのアスリートを支援してきたいと思っています。

パワーリフティングとは？

ところで、パワーリフティングとはどんな競技でしょうか。よく似た競技にウェイトリフティングがあります。こちらはオリンピック種目にも含まれており、テレビなどで見た人も多いでしょう。バーベルを床から持ち上げ、頭上にあげて静止、そしてまた床に戻す。この重量で競います。

いっぽうパワーリフティングはスクワット、ベンチプレス、デッドリフトという3種目の最大挙上重量の合計で競います。スクワット、ベンチプレス、デッドリフトというと筋トレの基本3種目。ジムのフリーウェイトでトレーニングをされる方はたいていこれらはやっていると思います。

しかし、トップ選手となると上げる重量が桁違いです。造酒選手は43kgという小柄な身体でスクワット115kg、ベンチプレス72.5kg、デッドリフト117.5kgというベスト記録を持っており、男子の西村選手となるとベスト記録はスクワット285.5kg、ベンチプレス180kg、デッドリフト265.5kgとなります。

二人とも高校に入ってからパワーリフティングを始めたわけですが、岡山大学ウェイトトレーニング部そのものも1980年代に創設されたという、運動部としては比較的新しい部です。体育学を専門とされる三浦孝仁教授を顧問に迎え、マネージメント面から合理的な指導が行われたことから、短期間で大学最強パワーリフティングチームが誕生したものと思われます。

PowerNaviではカナダ大会終了後、二人にインタビューするとともに三浦孝仁教授にもお話を伺おうと思っています。