クレアチン
クレアチン creatine
筋肉中に含まれる非必須アミノ酸の一種で瞬発的エネルギー原となる。体内ではクレアチンリン酸として存在する。
クレアチンリン酸はクレアチンキナーゼによって筋収縮のエネルギー源となるアデノシン三リン酸(ATP)へと再合成される。
無酸素運動では最初の4秒間にクレアチンリン酸がエネルギー源として使われ、その後にアデノシン三リン酸が使われる。クレアチンの大量摂取によって筋肉内のクレアチンリン酸濃度を高めておくことにより、瞬発力を向上させることができる。
クレアチンを効果的に摂取するには、ローディング期とメンテナンス期というサイクルに分けて取るのがよい。
まず、ローディング期はクレアチンの飲み始め段階。およそ1週間程度、3食後とトレーニング後の1日4回、5gずつ摂取し、筋肉内のクレアチン量を最大限に増やす。
次がメンテナンス期である。ローディングが終わったなら、トレーニングの後5gを1回摂取する。トレーニングの効果が期待できる時期である。
クレアチンを飲んでいる期間は、水分をいつもより大量に飲む必要がある。水が足りないと肉離れを起こしやすくなる。