Team PowerNavi 渡邉裕磨インタビュー

 

Team PowerNavi 渡邉裕磨 インタビュー

8歳で出場した初のコンテスト

2001年9月15日に世田谷公園で行われたミニランプコンテスト、これが裕磨くんの人生初の大会出場になる。この頃の裕磨くんはまだ8歳、スケート歴は1年程でしかなかった。だが結果は5位。ジュニアの部ではあったものの、裕磨くんのポテンシャルを十分にアピールできた大会だったといえる。

kids contest
初めて出場したミニランプコンテスト

スケートボードを通じての経験

小学校高学年になってからは、数々のスケートパークに足を運び、腕を磨いてきた。東京のスケートパークだけに留まらず、千葉、群馬、栃木、更には山形や新潟のスケートパークにも行ったそうだ。

「いろんなスケートパークでスケボーすることで、スケボー自体のスキルも上がりますが、何より楽しい。それにいろんなスケーターとも出会えるのでいい刺激になりますし、勉強になります」

渡邉裕磨
初コンテストで賞品を手にする裕磨くん

近年ではキッズスケーターの人口も多くなってきたが、裕磨くんがスケートボードを始めた頃にはさほど多くはなかった。必然的に同年代よりも大人たちと一緒になって滑ることが自然な形になっていった。

「同年代のスケーターと滑るのももちろん楽しいですが、大人の人たちと一緒に滑るのもためになります。スケートのトリックを教えてもらうだけでなく、パークでのルールやマナーなど道徳的なことも教えてもらいました」

パークでは、利用者同士で尊重し合うことが重要である。パークによってはスケートボードだけではなく、インラインスケートやBMXと併用するところも少なくない。またゴミ捨てや利用時間、飲食喫煙の禁止など、社会一般のルールとあまり大差ない。また、日本は海外と比べてパークの数が少なく、問題が生じれば最悪閉鎖にもなり得る。たとえば多摩梨パークでは利用時間を守らなかったことで近隣の方からの苦情が出て、利用時間が短縮されてしまった。ルールやマナーは当たり前のことではあるが、大切な問題である。

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