Team PowerNavi 野口啓代 インタビュー

 

ヨーロッパツアーで大進撃 ついに年間チャンピオンに

ヨーロッパ3連戦で連続決勝進出

ボルダリングに的を絞ってきた野口さんだが、この時点でリード・ボルダリング・スピードの3種目年間ランキングで決まるオーバーオール部門優勝の可能性が出てきた。アジア選手権やワールドユースではリードで入賞している野口さんにとって、リード・ワールドカップでも好成績を残すことは不可能ではなく、オーバーオール部門優勝は現実的な目標となった。7月にフランスのシャモニで開催されたリード・ワールドカップでは決勝戦へ進出できなかったが、帰国後、本格的なリード参戦に向けて調整を始めた。

その成果は、まず8月末にオーストラリアで開催されたリードの世界ユース選手権で発揮された。20歳未満が出場できるこの大会、19歳の野口さんにとって今年が最後となったわけだが、見事に優勝で「卒業」。

ワールドカップ・オーストリア・イムスト
オーストリア大会でルーフに挑む野口啓代選手

9月は3週連続という、ヨーロッパでのリード・ワールドカップ3連戦ツアーに出発。スイスでは5位入賞、オーストリアでは6位、ベルギーでは5位入賞と、毎回決勝戦進出を実現することができた。

クラニでは人生で1番いい登りができた

そして臨んだ08年ワールドカップの最終戦、11月にスロベニアのクラニで開催された第6戦。野口さんは会心の登りで3位入賞を果たすことができた。彼女のクライミング人生でも、リード・ワールドカップで表彰台に立つのはこれが初めて。決勝戦について、ブログで「人生で1番いい登りが出来た!120%出し尽くしました!悔いなし!」と記している。

この試合をもって年間ランキングのボルダー2位、リード5位が確定し、オーバーオール部門で優勝。野口さんは初代チャンピオンとなった。

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