Team PowerNavi 渡邉裕磨インタビュー

 

Team PowerNavi 渡邉裕磨 インタビュー

渡邉裕磨

公園やビル前のスペースなど、若い人たちがスケートボードを楽しんでいる光景はよく見かける。上手な人になれば障害物を飛び越えたり、階段の手すりを滑り降りたり、ハーフパイプのようなセクションで空中ターンするなど、スノーボードと同じような華麗なテクニックを決めてくれる。
競技としては全国大会や国際大会もあり、足腰のバネ、体幹の筋肉、バランス感覚を必要とするハードなスポーツだ。
PoweNaviでは数多くの大会で優勝・上位入賞を遂げている若手スケーター、渡邉裕磨くんを応援している。今回、稲城・多摩梨パークでの大会で優勝直後の裕磨くんにインタビューを行った。

2009年6月25日公開
(文:安本圭宏)

注目の若手スケーター 渡邉裕磨くん

現在高校1年生の渡邉裕磨くんは、アールやスラロームをメインに数多くの大会で優勝や上位入賞を遂げている注目の若手スケーター。2004年の2月に、海老名にあるスケートパークX-DOMEで開催されたX-DOME CUPではジャッジ特別賞。2006年の6月に開催されたX-DOME CUP ミニランプクラスでは3位に入賞した。最近はスラロームの大会にも出場しており、2009年4月に開催されたAJSA主催の城南島フルプッシュスラロームでは、自己ベストを更新し見事優勝を果たしている。

スケートボードってどんなもの?

本題に入る前にスケートボードとはどんなものか解説しよう。まず、ボードだが大きく分けると板(デッキ)、車輪(ウィール)、板に車輪を取り付けるトラックという3つのパーツから構成されている。デッキは合板、ウィールはポリウレタン製が主流。デッキの表面には摩擦を高めるため、紙ヤスリ状のグリップテープが貼られている。すべてのパーツを組み合わせた状態をコンプリートデッキという。好みや目的に応じて様々なパーツを選び、組み合わせることができる。

スケーティングは大別してストリート系とアール系に分かれる。ストリート系とは街中に点在するフラット、カーブやハンドレールを利用することによりトリックを行う。一方、アール系はランプ、クウォーター、ボールなどのセクションを利用し、トリックやジャンプを行う。その他にも、フリースタイルやスラロームといったカテゴリーが存在する。

スケーターには各地で開催される競技大会に参加し、上位入賞を狙う競技志向の人と、ストリートでテクニックを披露し、人気を集めるインディーズ志向の人がいる。アメリカでは、パーツメーカーやアパレルメーカーからのスポンサードを受け、プロとして高収入を得ているスタープレイヤーも少なくないという。

スケートボードを始めたのは7歳

裕磨くんがスケートボードを始めて手にしたのは7歳。お父さんの友人が、小学校の入学祝いにくれたスケボーがきっかけだ。それからは、お父さんに連れられ都内の公園で毎日のようにスケボーに明け暮れていたそうだ。始めた頃からランプに興味を持ち、ひたすら練習をしてきた。

「いつの間にかランプにハマっていましたね。何故なのか僕自身も覚えていないんですが、多分アールならではの疾走感が気持ちよかったことがきっかけだと思います」
と裕磨くんは語る。

渡邉裕磨
渡邉裕磨(わたなべゆうま)
1993年生まれ
7歳からスケートボードを始める。8歳でミニランプコンテストに出場し、ジュニアの部で5位に入る。11歳の時、X-DOME CUPでジャッジ特別賞。13歳でX-DOME CUP ミニランプクラス3位入賞。今年4月のAJSA主催城南島フルプッシュスラローム大会、5月のONE MAGICスケートボードコンテストで優勝。愛称は「ユウマ」
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