


ピラニアのボルダー壁で練習するあとりさん
PowerNaviが応援するアスリート「Team PowerNavi」。その第一号インタビューは現在14歳、中学2年生の安田あとりさん。彼女は若手トップクラスのフリークライマーで、2008年8月に富山県で開催されたジュニアオリンピックカップ(JOC)では全国2位、そして同月シドニーで開催された世界ユース選手権には日本代表選手として出場した。2008年10月末に開催されるアジアユース選手権に向けてトレーニングのため、川崎市のクライミングジムPUMP2号店を訪れた彼女とご両親にお話をうかがった。
文・写真/土屋勝
あとりさんがフリークライミング(*1)を始めたきっかけは小学校4年のとき、お父さん(賢さん)に連れられて甲府市にある小瀬スポーツ公園クライミング場に行ったこと。しばらくは月1、2回ぐらいのペースで通っていたが、当時は一家でファンスキーに熱中していたので、クライミングは軽い遊び程度でしかなかった。スキーシーズンの終わるころ、クライミングジム ピラニア(笛吹市)の存在を知り、足を踏み入れたことから本格的にクライミングに向き合うこととなった。あとりさんは小学生向けのキッズクラスに入るが、ジムオーナーの山森政之さん(2004埼玉国体山梨代表選手)は彼女の素質を見抜き、特訓をすることとなる。

あとりさんのホームジム、ピラニア。ボルダリングゼミナールで課題を出す山森さん(右奥)。
「最初は学校の上履きを履いていたのですが、一番やさしい10級(*2)の課題(*3)も登れなかったんです。だけど山森さんに勧められ、ちゃんとしたクライミングシューズ(*4)を買って履いたら急に登れるようになりました。ピラニアに行くたびに山森さんから新しい課題を出してもらい、それができたら次はこれ、というようにどんどん上級課題に挑戦して、クリアしていきました」(賢さん)。
キッズクラスは小学6年生の卒業とともに終わったが、その時点ですでに1級(*2)課題を登っていた。1級となると大人でもなかなか到達できない難関である。
| 1 .2 .3 .4 .5 .6 |