Team PowerNavi 安田あとり

安田あとり
1994年生まれ
笛吹市立芦川中学校2年 生徒会副会長
好きなミュージシャン:
木村カエラ
ブログ:
Atorixの ぽわぽわ らいふ

用語解説
*1 フリークライミング:自分の手足の力だけで、他に道具を使わずに自然の岩やクライミングジムの壁を登るスポーツ。安全確保のために安全ベルト(ハーネス)・命綱(ロープ)を使用するリードクライミングと、ロープなしに比較的低い(3m〜5m)壁を登るボルダリングとがある。

*2 級:ボルダリングの難易度。日本で考案され段級グレードと呼ばれる。10級が一番やさしく、数字が小さくなるほど難しくなる。1級の上は逆に初段、二段と数字が増えていく。難易度は外岩では最初に登った人、ジムでは課題を設定した人が体感で決める。

*3 課題:壁に付けられたどのホールド(プラスチック製の出っ張り)を使って登るかを設定したもの。手で持つホールドだけ決める場合と足を置くホールドも限定する場合とがある。ジムではテープで色分けすることが多いが、講習会などではその場で使うホールドを指定することもある。

*4 クライミングシューズ:足にぴったりフィットし、靴底やかかと、つま先は滑りにくい特殊なゴムでできている。底に溝がないのでフラットシューズとも呼ぶ。一見ツルツルの壁やごく小さい出っ張りにも立つことができる。

Team PowerNavi

世界を目指す中学生クライマー 安田あとり

ピラニアでトレーニングする安田あとり
ピラニアのボルダー壁で練習するあとりさん

PowerNaviが応援するアスリート「Team PowerNavi」。その第一号インタビューは現在14歳、中学2年生の安田あとりさん。彼女は若手トップクラスのフリークライマーで、2008年8月に富山県で開催されたジュニアオリンピックカップ(JOC)では全国2位、そして同月シドニーで開催された世界ユース選手権には日本代表選手として出場した。2008年10月末に開催されるアジアユース選手権に向けてトレーニングのため、川崎市のクライミングジムPUMP2号店を訪れた彼女とご両親にお話をうかがった。

2008年10月30日公開
文・写真/土屋勝

安田あとりさんのクライミング初体験は小学校4年生

 あとりさんがフリークライミング(*1)を始めたきっかけは小学校4年のとき、お父さん(賢さん)に連れられて甲府市にある小瀬スポーツ公園クライミング場に行ったこと。しばらくは月1、2回ぐらいのペースで通っていたが、当時は一家でファンスキーに熱中していたので、クライミングは軽い遊び程度でしかなかった。スキーシーズンの終わるころ、クライミングジム ピラニア(笛吹市)の存在を知り、足を踏み入れたことから本格的にクライミングに向き合うこととなった。あとりさんは小学生向けのキッズクラスに入るが、ジムオーナーの山森政之さん(2004埼玉国体山梨代表選手)は彼女の素質を見抜き、特訓をすることとなる。

ピラニアのボルゼミで課題を出す山森政之さん
あとりさんのホームジム、ピラニア。ボルダリングゼミナールで課題を出す山森さん(右奥)。

「最初は学校の上履きを履いていたのですが、一番やさしい10級(*2)の課題(*3)も登れなかったんです。だけど山森さんに勧められ、ちゃんとしたクライミングシューズ(*4)を買って履いたら急に登れるようになりました。ピラニアに行くたびに山森さんから新しい課題を出してもらい、それができたら次はこれ、というようにどんどん上級課題に挑戦して、クリアしていきました」(賢さん)。

キッズクラスは小学6年生の卒業とともに終わったが、その時点ですでに1級(*2)課題を登っていた。1級となると大人でもなかなか到達できない難関である。

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