Team PowerNavi 安田あとりインタビュー

 

オーストリア合宿のメニューを我がものに

 2008年の1月、日本山岳協会がユースの強化選手をオーストリアに派遣し、現地でクライミングトレーニングの合宿を行った。世界トップクラスの選手を輩出しているオーストリアのトレーニング方法を実体験しようというものだ。足上げ懸垂や1時間壁から降りずに動き続ける持久力トレーニングなど、日本ではあまり知られていないメニューを体験することができた。あとりさんも強化選手として合宿に参加した。

 この合宿の成果だが、すぐには自分なりに消化し、トレーニングに役立てることができなかったという。3月に千葉の幕張でJFAユース選手権大会があったが、ユースB(15歳未満)で5位という不本意な結果に終わる。

「代表選出はギリギリで危なかったです」(あとりさん)

 そこで2008年8月のJOCと世界ユース選手権に向けてスケジュールを立て、計画的な強化トレーニングを行うこととなった。月ごとにメニューを決め、弱点を克服していく。

「合宿でもらってきた資料を分析し、あとりに合わないメニューは外し、良さそうなものを選びました。3月のユース選手権では明らかに持久力不足だったのでインターバルトレーニングと本数こなすことで持久力を強化しました」(賢さん)

 現在、ジムの人工壁ではオンサイトグレードが5.12bから5.12b/cぐらい、レッドポイントグレードが5.12c/dぐらい。

「3月ごろにはオンサイトグレードが5.12aぐらいだったのが、8月のJOCまでにトレーニングを積んでグレードを上げました。4カ月間きちんとトレーニングすれば、ここまで向上できるんだということがわかりましたね」(賢さん)

オブザベーションする安田あとりさん
オンサイトで登る時は、事前にしっかりと使うホールドを確認しておく「オブザベーション」が大事だ

現在、当面の目標としては10月末に山口県で開催されるアジアユース大会、そして冬に開催予定のボルダリング・ジャパンカップで上位入賞を目指すこと。

ボルダリング・ジャパンカップは去年、決勝になんとか進めたけれど6位と順位を落としたので、今年はもっと上に行きたいですね」(あとりさん)

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